COLUMN2026.07.09
暑い季節になると「スーツを着るのがつらい」と感じる方も多いのではないでしょうか。 でも実は、素材選びひとつで、夏のスーツは驚くほど快適になります。
COCOでは、夏に向けた生地を多数取り揃えています。 今回のブログでは、夏用スーツの素材の特徴と、オールシーズン生地との違いについてわかりやすくご紹介します。
一般的な「オールシーズン(四季対応)」のスーツ生地は、春・秋・冬を通して着用できるよう、適度な厚みと保温性を持たせて織られています。耐久性が高く汎用性に優れる一方、真夏の気温には少し重く感じることも。
一方、夏用スーツ生地の特徴は次のとおりです。
| 比較項目 | オールシーズン生地 | 夏用生地 |
|---|---|---|
| 重さ(目付) | 約 280〜320g/m² | 約 160〜230g/m² |
| 通気性 | 普通 | 高い |
| ドレープ感 | 豊か | さらりとした軽さ |
| 対応シーズン | 春・秋・冬 | 主に春〜夏 |
夏用生地は繊維の密度を下げたり、特殊な織り方(メッシュ織・平織り)を採用することで、空気の通り道を確保。見た目はクリーンなスーツスタイルを保ちながら、肌への張り付き感を軽減します。

写真のグレースーツは、夏向けの**軽量ウール(サマーウール)**を使用した一着です。
サマーウールは、ウール本来の上品な光沢と美しいドレープを持ちながら、生地の目付を抑えて軽量化しているのが特徴。ウールは吸湿・放湿性に優れているため、汗をかいても素早く乾き、蒸れにくいという実用的な側面も持ち合わせています。

ピンホールカラーのシャツ×グレーのスモールチェックタイというスタイリングは、夏のフォーマルシーンにも最適。シャープなノッチドラペルのラインが、スリムで涼やかな印象を与えます。
こんな方に: 商談・結婚式・フォーマルな場でも着用できる、汎用性の高い夏の一本を探している方。

夏のスーツに欠かせない機能のひとつが、ウォッシャブル(洗える)対応です。
こちらのチャコールブラウン×ヘリンボーン(杉綾織り)のスーツがまさにそれ。見た目はドレッシーで上品なのに、ご自宅の洗濯機で丸洗いできるという、夏にうれしい機能を備えています。
汗をかきやすい夏は、どうしてもスーツの洗濯頻度が上がります。通常のウールスーツは家庭での水洗いができないため、クリーニングに出す手間とコストがかかりますが、ウォッシャブルスーツならその心配がありません。

写真のようにクリーム色のモックネックニットと合わせると、ドレスとカジュアルのバランスが絶妙な今季らしいスタイルに。カジュアルな設計なのに副資材も入っているので、ジャケット単体でも使いやすい一着です。
COCOのビスポークでは、ウォッシャブル素材でもオーダーメイドの美しいシルエットをそのまま楽しんでいただけます。毎日着用する方にも、出張が多い方にも、自信を持っておすすめできる素材です。
夏の素材を語るうえで外せないのが、**リネン(麻)**です。

リネンは数千年の歴史を持つ天然素材で、夏の衣料として世界中で愛されてきました。その理由は、機能面・見た目の両方にあります。
① 圧倒的な通気性 繊維の断面が中空構造になっており、空気の流れを妨げません。体感温度を下げる効果が高く、真夏でも爽やかな着心地が続きます。
② 吸湿・速乾性 リネンはコットンの約2倍の吸湿性を持つと言われています。汗を素早く吸収し、体から発散させるため、べたつき感が少なく快適です。
③ 独特の表情とシワ感 使い込むほどに柔らかくなり、自然なシワが生まれるのもリネンの魅力。この「こなれた表情」こそが、リネンジャケットならではの味わいです。
④ 清涼感のある見た目 キャメル・ベージュ・ナチュラルなどアースカラーに映えるリネンは、夏らしい軽快な雰囲気を醸し出します。

パッチポケットにパッチ付きフラップという無骨なディテールが、リネンのカジュアルさと相まって絶妙なバランス。ノーネクタイやデニム、チノパンとの相性も抜群です。
| スタイル | おすすめシーン |
|---|---|
| リネンスーツ(上下同素材) | リゾートウェディング・夏のパーティー・海外出張 |
| リネンジャケット単品 | 休日のカジュアル・ビジカジ・屋外イベント |
夏のスーツ選びは、素材が9割と言っても過言ではありません。
COCOでは、お客様の体型・ライフスタイル・使用シーンに合わせて、最適な夏生地をご提案しています。
ぜひ一度、店頭で実際の生地を手に取ってみてください。 同じ「夏用スーツ」でも、素材によって着心地が全く異なることを、体で感じていただけるはずです。
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